謝れる人間になるメリット

今回は

謝れる人間になるメリット

について話をしていきます。

人は完璧に全てをこなす事はできませんから
誰でもミスする事はありますよね。

どんなに知識のある優れた人であっても
どんなに優れた経営者であっても
どんなに優れた能力があろうとも

間違う事はあります。

もし仮に自分が何かをやっていて
間違えてしまった。
ミスをしてしまった場合は
素直に謝ることが大切だという話です。

ただ、人は素直に謝る事が中々できません。
何故、素直に謝ることができないのでしょうか。

謝る事ができない理由を3つまとめてみました。

1.謝る事は負けを意味するような気がする。

特に日本は資本主義社会ですから
競争社会といってもいいですよね。

学校でテストの点数が良い人が評価されて
仕事も会社に貢献できる人が評価されて
とにかく人よりも優れていないと
評価がされないのが当たり前になっています。

当然、競い合っていれば
勝ち負けという概念が生まれるので
いつの間にか勝ち負けを意識するように
なってしまうんですね。

だから、自分の過ちを認めるという事は
勝ち負けで言うと負けを意味するような
気がしてしまうんです。

これは僕も感じていた事だったんですね。

僕の場合は
仕事関係の人には素直に謝る事ができたんですね。

例えば
仕事上でミスをしたりすると
会社の上司から怒られたり
お客さんからクレームをもらったり
しますよね。

こんな風に
自分が相手よりも立場的に明らかに弱い場合は
素直に謝る事ができていたんですね。

何故なら
仕事上でミスをしたのに謝らなければ
結果的に自分の生活が脅かされる
恐れがあるからです。

ただ、立場が対等な人となると
中々素直に謝る事ができなかったんですね。

例えば
パートナーと喧嘩をしたり
友達と喧嘩をした時とかは
自分が間違えているとわかっていても
意地を張って謝れなかったりしたんですね。

何故なら
謝ることによって自分が負けを
認めたような気がしていたからです。

ある意味未熟だったという事ですね。

2.謝ると相手から更に責められる様な気がする

自分が間違えていて、相手が正しかったとなると
相手が輪をかけるように
自分を責めてくるような気がしませんか?

「やっぱり間違えてるじゃないか。」
「だからこういったんだよ。」

という感じで更に
相手が自分を責める様な気がするわけですよね。

後は言葉にしなくても
責めるような態度を
してくるんじゃないか。とか

こういう恐れがあるから
素直に謝る事ができなくなるわけです。

3.自分から謝れるほどの器がないから

自分から素直に謝るっていうのは
それなりの人間的な器が必要なんですよね。

自分が間違えていた事に対して
「もしかしたら相手から責められるかもしれない。」
という恐れも考えた上で

素直に自分の非を認めるという事ですから
それなりの人間的な器の大きさが
必要になるわけです。

人間誰でも自分が責められるのが怖いですから
その恐怖を受け止める勇気と覚悟がある人じゃないと
素直に謝るという事は中々できないんですね。

この事に年齢は関係ありません。

どんなに知識があって
どんなに経済的に豊かで
優れた人であっても

今まで話したような恐怖を受け入れる事ができる
器がなければ謝る事はできないという事です。

4.人は間違いに対して敏感

人っていうのは
間違いに対して非常に敏感なんですね。

例えば
アナウンサーがニュースを読み上げている時に
言葉に詰まってしまったとしますよね。

こういった時に

殆どの人がその間違いに気づくわけです。

身近にいる人のミスや間違いに対しても
敏感に気づくわけです。

こんな風に
人は何かに対して欠けている所や
劣っている所には敏感に意識がいくんですね。

何故なら

人は安定とか一定といった状態を好むからです。

無色透明の水の中に
色のついた水滴を一滴落とすだけでも
気になるんですね。

今まで無色透明の水の状態で安定していたのに
そこに色つきの水滴が入ると
安定していた状態が崩れますよね。

だから
気になるわけです。

人にはこういった習性があるので
間違えた事をそのままにしておくと
違和感を感じたまま残り続けるんですね。

こういった状況が積もり積もっていくと
不信感になって仲が悪くなってしまいます。

ですので
自分で自分の間違いに気づいたのであれば
素直に自分から謝る事が大切です。

会社の人間関係、親子関係、友人関係、夫婦関係
こういった人間関係が壊れてしまう時のきっかけは
ほんの些細な問題です。

この些細な問題に対してすぐに向き合って解決する事が
非常に大切です。

もしも自分に非があるのであれば
素直に謝った方が結果的に良い人間関係が生まれます。

心の中で「悪かった。」と思っても相手には伝わりません。

きちんと言葉にして謝る事で
相手に誠意が伝わります。

謝る事ができずに関係を壊してから後悔しても
時既に遅しです。

5.謝れるようになるポイント

上手に謝るためのポイントは

・正しい、間違いで判断しない。
・勝ち、負けという判断もしない。
・素直に謝れる方が自分にとっても相手にとっても良い。

謝る事に関しての解釈を
こういう風に書き換えてみてください。

恐らくそう入ってもいざ謝ろうとしたら
勝ち負けにこだわろうとしたり
正しい間違いで判断しようとしたりしてしまうんですね。

ただ、謝る事ができる人間になるのも
繰り返し意識してやっていれば慣れてきます。。

小さな事から自分が間違えていたら
「ごめんなさい。」と口にするように
心がけてみてください。

普段から言葉にしているだけで
いつのまにか自然と謝れるようになってきます。

より良い人間関係を気づいていくために
素直に謝れるようになる為のお話でした。

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