苦手な人ほど進化成長させてくれる

今回は

苦手な人ほど進化成長させてくれる

という話をしていきます。

1.人生をよくする基本的な人間関係の原則

まず最初に
良い感情でいるためには
できるだけ好きな人と一緒にいる時間を増やして
苦手な人と一緒にいる時間を減らす
というのが原則です。

なぜかって言うと
苦手な人と一緒にいる時間が増えるほど
心が安定しなくなるからですよね。

心が安定しないということは
何か行動を起こすときに邪魔になったり
ストレスを抱えて病気になったり
色々なデメリットがでてきます。

ですから
わざわざ苦手な人に
頻繁に会いに行く必要はないですよね。

また
苦手な人と
無理やり仲良くなろうとする必要もないわけです。

基本的には好きな人と一緒にいる時間を増やして
苦手な人との時間はなるべく減らしていったほうが
いいという事ですね。

2.居心地に良い環境に進化成長はない

絶対に好きな人としか一緒にいないようにして
苦手な人とは一切会わないようにする事が
本当の意味でよい人生になるのかというと
そうではありません。

なぜなら
人間として進化、成長しないからです。

自分の慣れしたしんだ人間関係の中にいるという事は
すごく気分がいいし、ストレスも少ないとは思いますが
その環境の中では人間は成長しないんですね。

好きな人ばかりが周りにいる中で
ほんの一部だけ苦手な人に会う機会を作った方が
人は成長するんです。

例えば
物凄く頭が良いAさんがいたとしますよね。
Aさんは成績も常に学年トップで
勉強をさせたら右に出るものがいないほど
頭が良かったとします。

ただ
Aさんは運動が苦手で体系も結構太っていました。

Aさんの知り合いのBさんは
Aさんに会うたびに

「運動したほうがいい」とか
「もう少しやせたほうがいい」

というような事をいってきたとします。

そうした時にAさんは
Bさんに言いたい放題色々言われて
凄く腹が立ったり、嫌悪感を感じると思うんですね。

で、何でAさんが嫌悪感を感じたり、腹が立ったのかというと
無意識では本当は運動したほうがいいとか
やせたほうがいいと思っていたからなんです。

用は図星だった。という事ですね。

意識的には忘れているのですが
無意識上では自分が太っている事とか
運動不足だったという認識があったんですね。

だから
運動したりダイエットしたほうがいいんじゃないかな
というのはわかっていたんです。

それを他人に言われる事によって
嫌な感情と共に思い出しただけなんですよ。

ある意味
自分の苦手な人って言うのは
自分の弱点を教えてくれる存在でもあるわけです。

だから
苦手な人と無理に仲良くなる必要はありませんが
全く会わないようにする。拒絶する。というのは
実はもったいないことなんです。

3.好きな人と苦手な人の違い

居心地が良い人っていうのは
あなたのありのままを受け入れてくれると思いますが
逆に言えば弱点は言いにくくて言ってくれないんですよね。

なぜなら

相手に嫌われたくないからです。

居心地の良い人とは
気持ちの良い空間とか居心地のよさは共有できますが
進化成長はできないんです。

だからといって

苦手な人と仲良くしてください。
大切にしてください。

といっているわけではなくて
苦手な人には自分の進化成長の
きっかけになってもらうという事です。

確かに弱点を指摘されたときは
嫌な感情になったり、ムカついたりすると思うんですよ。

ただ、ムカついたり、嫌な気分になる事によって
自分の弱点に気づいてそこを克服した方がいいよっていう
メッセージの可能性が高いわけですよね。

だから、言われた事に対してムカついたり、嫌な気分を味わったときは
一旦胸に手を置いて「自分の弱点を教えてくれているんじゃないか?」
という風に考えてみてください。

嫌な事を言われてただただ感情的になって相手を

シャットアウトするのではなくて、
嫌な感情を受け取ったと共に自分自身の弱点に気づくチャンスなんだ。
という風に解釈してみるんですね。

こういう風に解釈を変えていくと
今まで本当に嫌で嫌で顔も見たくない。と思っていた人ですら
自分にギフトをくれる相手に変化していきます。

まとめ

基本的には自分の好きな人、居心地の良い人達が
多い人生のほうがメリットがあります。

ストレスは少なくてすみますし
いい気分でいる時間が長くなります。
いい気分でいる時間が長くなれば
良い引きよせを起こしやすくなります。

ただ
自分の好きな人、居心地の良い人とばかり一緒にいたら
人間の進化、成長にはなりにくいです。

なぜならお互いに嫌われたくないという気持ちがあるので
お互いの弱点について話し合う事が殆どないからです。

それに対して
苦手な人、嫌いな人は
自分にとって痛いところ、弱点をバンバン突いてきます。

弱点を言われたときはムカついたり、嫌な感情にもなると思いますが
その嫌な感情と共に自分の弱点に気づく事ができます。

ですから
苦手な人、嫌いな人は
自分の弱点に気づかせてくれる相手
という風に解釈する事ができます。

自分の弱点に気づいて克服すれば
人は進化成長していきます。

また
苦手な人との付き合いを100%拒絶するのではなく
そこから得られるものは何か?
という事を考えてみる。

率先して頻繁に付き合う必要はありませんが
たまにはあってみる位に考えてみると良いと思います。

そして
苦手な人ほど自分自身の弱点を教えてくれる人なんだ。という風に
解釈を変えてみる。というのが今回のはなしになります。

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