本当の完璧主義は幸せになる。
という話をしていきたいと思います。
完ぺき主義というと
何でも完璧にこなそうとするという意味で
一見凄い人というイメージがあるかもしれませんが
「自分に厳しそう」とか
「人にも厳しそう」とか
ちょっとネガティブにとらえられる
イメージもあると思います。
よく言われている完ぺき主義っていうと
人間は全てのことを思い通りにこなすことはできないのに
例えば
テストの点数で100点じゃなきゃいけない。とか
掃除もほこり一つ残っていてはいけない。とか
とにかく自分基準で自分の思い通りの結果にならないと
気がすまない。というようなイメージがあると思います。
で、人に対しては
完璧にできない人のことを否定したりする
という一面もあったりします。
そんな完ぺき主義の人ですら人間ですから
どんな事をやっても
必ずミスをしたり失敗したりするわけなんです。
で、今までの完ぺき主義の話は
世の中に広がっている完ぺき主義のイメージの話だったのですが
僕の中での完璧主義の解釈はちょっと違うんです。
1.人間は生まれながらにして完璧
僕の中での完璧主義っていうのは
人間は生まれた状態ですでに完璧だ。という捉え方です。
僕達は生まれながらにして最高の状態で生まれてきたんですよ。
ですから、自分以外の人たちも完璧なんです。
人は一人ずつ違ってあたりまえですし
一人ずつが唯一無二の存在なんです。
今はなきグループですがスマップさんの
世界に一つだけの花っていう歌の歌詞に
人のことを「もともと特別なオンリーワン」という表現をしている
部分があるんですがまさにコレなんです。
だからそもそも人と人を比べて優劣をつけること自体がおかしいんです。
2.この世のもの全て比較しても何の意味もない
そもそも人と人を比べて優劣をつけること自体がおかしい
という話をしましたが
例えば
太陽と月を比べてどちらが優れているという判断をすること自体
本来何の意味もないんです。
ただ、人間が自分達の都合で
太陽は作物を育ててくれるから月より優れているとか
月は太陽より綺麗に見えるから良いとか
そういった評価をつけているに過ぎないんです。
地球全体とか宇宙全体とか大きな視点から見ると
全てのものは存在そのものが必要だから存在しているんです。
これは人に置き換えても同じことが言えるんです。
男性と女性を比較する意味がないですよね?
男性には男性にしかできない事がありますし
女性には女性にしかできない事があります。
大人と子供を比較する意味もないんですよ。
大人には大人にしかできない事がありますし
子供には子供にしかできない事があります。
僕には僕という存在にしかできない事があるし
あなたにはあなたという存在にしかできない事があるということです。
人は生まれた時点で何らかの意味があって生まれてきているし
どんな状況だったとしても存在する意味があるんです。
ほかに代わりがない、自分自身という意思をもって生まれた時点で
僕やあなたには生まれた意味がちゃんとあるって事なんです。
完ぺき主義って言った時に
誰かと比較して優れている、劣っている。
といった考え方そのものがおかしくて
その人はその人で完璧な存在なんです。
こういう考え方になると
人生が本当にうまくいくようになっているんですね。
3.人生うまくいかない人の考え方
逆にうまくいかない人って言うのは
とにかく自分自身や他人に厳しすぎるんですよ。
例えば
テストの点数で100点をとらなければ意味がない。
っていう風に結果だけにとらわれてしまうんですよ。
最初から妥協してやるっていうのは論外なんですが
100点を目標にしてがんばることはもちろん重要です。
例えば
オリンピックで金メダルを目指していたとして
100%の努力をしていても
金メダルを取れるのはたった1人ですよね?
だからと100%努力したからといって
結果として誰でも金メダルが取れるわけじゃないんですよ。
こんな風に
100点を目指してやったときに実際に100点を取れることなんて
実際は殆どないんですね。
だから、100点を目標にやるのは素晴らしい事なんですが
100点を取れなかったからダメなんだ。っていう風に結果で判断するんじゃなくて
人って言うのはその瞬間100点を取ろうが取らなかろうが完璧なんだよ。
っていう事なんです。
今話したような完ぺき主義っていうのはうまくいくんですが
うまく行かない人って言うのは
自分が望んだ100%の結果を得られないと
自分はダメなんだ。って思ってしまう人なんですね。
こういう人って言うのは
自分の欠点とか短所にばっかり目が行ってしまうんですよ。
例えば
自分にはお金が足りない。だから今幸せじゃないんだ。
だから、もっともっとお金を稼がないといけないんだ。
とか
自分には学歴がないんだ。だから今幸せじゃないんだ。
だからもっともっと勉強して頭がよくならないといけないんだ。
こんな風に
今の自分に足りないものを見つけて
もっともっとと何かを望んでばかりいるんですね。
その何かがないと自分は幸せじゃない。幸せになれないんだ。
と思い込んでいるんです。
で、こうやってもっとを望むと絶対に満たされることはないんですね。
なぜかというと、人、物、金、時間全てを
手に入るって事は絶対にないんですよ。無理なんです。
世界中の全てのお金が手に入ることは絶対にないですし
世界中の人脈が手に入ることも絶対にないです。
人間は必ず生まれて死ぬわけですから時間も無限に手に入るわけじゃないんです。
こんな風に
絶対に全て手に入るはずのないものに対して
いつまでも欲ばかりが出てしまっている状態。
だから、自分にはコレが足りないからもっとこうしなければいけない。
という考えを手放せないでいると永遠にそれを追い続けていくことになるんです。
そしてその欲は永遠に満たされることはないんです。
これでは一生満たされることのない人生ですよね。
で、そういう人が自分自身が劣っている。足りていない。
という見方をしてしまうと
人に対してもそういう感じの見方をしてしまうんですね。
この人にはコレが足りないからダメだ。とか
この人のここができてないから嫌いだ。とか
自分に欠けている部分を見るだけならまだしも
他人の欠けている部分ばかりを
見て批判したり評価したりするようになるんです。
だからうまくいかなくなってしまうんです。
人は自分の欠点とかを言われたくないんですよ。
だから、この人のためを思って厳しく指導する。っていうのは真っ赤な嘘で
指導者側のエゴでしかないんですよ。
相手は全くそれを望んでいないんですね。
「あなたのためを思って」っていうのは
実はあなたのためを思っていないんですよ。
結局は自分自身の内面にある不足感を
相手にぶつけているだけなんです。
今まで話したように
自分自身がなんの条件もなく完璧なんだ。
と思えない人は
あれこれ自分が不足している部分や他人が不足している部分ばかりに
目がいってしまって、自分に厳しすぎたり相手にも厳しかったりして
結局うまくいかなくなるんです。
あなたはあなたとして完璧なんです。
あなた以外のものも全て完璧なんですよ。
全て満たされているんですよ。
こうやって考えていって
自分の満たされていることに注目ができるようになると
人生がどんどん好転していくんです。
今の現状でもあなたが持っているものや持っている環境に
目が向くようになるんです。
だから他人を見たときに他人をそもそも完璧というベースで見ることができて
本心で他人を認めてあげたり
他人を心からほめてあげたりできるんです。
だからうまくいくんです。
4.どうしたら自分を完璧だとおもえるか
じゃあ、どうやったら自分が完璧だと思えるようになるかというと
簡単な話で「感謝すること」なんです。
とにかく毎日「ありがとう」と言えばいいんです。
別に人が何かをしてくれなくても
何か幸運なことが起きなくても
気がついたらありがとう。っていうように心がけるんです。
何もないのに最初からありがとうと言うのに
抵抗がある人は
何かあるたびに「ありがとう」って言うようにするんです。
どんな小さなことでもいいので
人がしてくれ事に対して感謝の練習になると思って
とにかくやるんです。
ちなみに僕は
自分の体が動いてくれることにも毎日感謝してますし
呼吸ができることにも感謝をしています。
なんとなく生きていると
小さな出来事に感謝できない体質になってしまうのですが
普段から意識して感謝できることを探してみると
とにかく感謝できることって沢山あります。
そのうち何かが起きなくても感謝できるようになってきます。
で、この感謝が無意識レベルでできるようになってくると
人の良いところも勝手に見えるようになってくるんですね。
この感謝の習慣が染み付いてくると
今まで不足している部分にしか目が行かなかったのに
いつのまにか人の良い部分に気づくようになるんです。
だから自分も他人も全てが完璧だと思えるようになるんです。
この「ありがとう」という言葉を使うことを習慣化できるようになれば
あなたの人生が本当に好転していきますので
是非試してみてくださいね。