今回は

人生の答えは自分の内側にある

という話をしていきます。

 

1.人は目に見えるものを信じる

 

人って言うのは
目に見えるものを強く信じていますし
目に見えないものっていうのは
信じられない事が多いんですね。

 

自分の目で確認できる事、物、出来事は
自分ではっきりと存在を確認できるから
信じられるし

 

目に見えないものは存在をはっきりと確認できないから
信じる事ができないわけです。

 

それだけ僕達は目で見て確認できる事を
重要視しているわけなんですね。

 

これは考え方においても同じ事が言えるんです。

 

例えば
Ａさんが何かの問題を抱えていて
その答えを探そうとしているときに
殆どの場合は誰かの出した答えを
探そうとするんですね。

 

理由は簡単で
誰かの出した答えって言うのは
何らかの方法で目で見て確認できるからです。

 

例えば

仲のいい友達だったり
会社の上司だったり
占い師だったり
過去の偉人だったり

 

誰かが言っていた答えを見て、聞いて
さも自分の答えのように信じようとするわけですよね。

 

こんな風に僕達は目で見える、確認できる事の中から
答えを探そうとするんですね。

 

なぜかって言うと
人って言うのは目で見て確認できない事に関して
不安の感情を感じるからなんですね。

 

実際に確認できない不確かなものに対して
僕達は不安の感情を感じるようにできているんです。

 

自分の人生の幸せって言うのは
目に見える場所にあって
その場所に沿って生きていれば
しあわせになれるんだ。
って勘違いしているんですね。

 

だから

自分探しの旅にインドにいったり
海外にいったり、どこかの団体に属すれば
自分の幸せが手に入ると思うわけですよね。

 

 

2.真の答えは外側にはない

 

ただ、現実は全く違っていて
人生の答えをどれだけ自分の外側に探しに行っても
答えは外側にはないんです。

 

理由は非常に簡単で
宇宙の中で自分が目に見えている世界は
自分以外のものだからです。

 

どんなに自分の心の中を見ようとしても
はっきりと目で見て確認ができた人っていうのは
この世に一人もいないわけですよね。

 

本当の答えって言うのは目に見えない所
つまりは自分自身の心の中にあるんです。

 

僕達は目に見えている世界を優先し
目に見えている世界を全てだと勘違いし
目に見えている世界で起きた事に振り回されますよね。

 

ただ、皮肉な事に人生の答えは外側にはなくて
自分の心の中に注目し、心の中から湧き出てきたものが
本当の答えになりえるんです。

 

だから、どんなに過去、偉業を成し遂げてきた人の答えだとしても
どんなに現在成功している人の答えだとしても
どんなに優れた組織の答えだとしても
それはそのまま自分の答えにはならない。という事です。

 

 

3.他人の意見は答えに気づくきっかけになる

 

他人の意見や言葉は

自分の本当の答えを導き出すきっかけにはなりえます。

 

例えば
自己啓発のセミナーに行って話しを聞いてみたり
誰かのカウンセリングとかコーチングを受けてみたり
誰かの弟子になって毎日一緒にいて生活を共にしてみて気づいたり

 

誰かの答えを知識として取り入れて
実際に自分も行動してみて
その結果、自分自身の心の中で答えに気づく。

 

こんな感じで
誰かの答えが自分の答えを導き出すきっかけになる可能性は
もちろんありますが、
誰かの答えがそのまま自分の答えになる事は
殆どないという事です。

 

他人の答えは本当は自分の答えじゃないのにも関わらず
自分の答えだ。と信じ込んで生きようとするから
人生がうまく行かなくなるんです。

 

具体的に言うと
過去の偉人が言った一言の本当の真意っていうのは
その言葉を使った本人にしかわからないわけですよね。

 

ようするに言葉の意味自体はその言葉を使った本人にしか
わからないという事です。

 

だけれども
その言葉を聞いた人は自分自身の解釈で
勝手にその言葉の意味を捉えますよね。

 

だから同じ言葉を使っていても
その言葉を使う人それぞれの解釈によって
意味が無限に存在するわけです。

 

一番大切なのは
目に見える言葉そのものではなくて
真意のほうですよね。

 

だから
他人の言葉や答えを聞いたところで
その答えをそのまま使おうと思っても
自分には当てはまらない事が殆どだという事です。

 

実際のところ言葉を使って伝えたとしても
真意が本当に理解できていなければ
意味が全くないんです。

 

ただ表面上の言葉を知っているだけで
わかったつもりになっているだけなんです。

 

だから、目に見えている時点でそれはすでに
答えではないんです。

 

 

まとめ

 

何度も言いますが
答えって言うのは自分の内側にあるんです。

 

自分の答えっていうのは
自分の内側から感情として湧き上がってくるんですね。

 

他人の答え、言葉って言うのは
自分の感情を引き出すためのきっかけにはなりえるんですよ。

 

誰かの相談を受けた。
セミナーに行った。
占いにいった。
過去の偉人の書物を読んだ。

 

これらをそのまま鵜呑みにするのではなくて
その言葉を聞いたり、想像したときに
自分の感情がどう動くのかが重要なんです。

 

自分の感情が答えなんです。

 

あなたは

過去の偉人でもなければ
現在の偉人でもなければ
占い師でもなければ
友達でもなければ
会社の上司でもないんですね。

 

あなたはあなた自身なんです。

 

あなたの内側に沸いて出てきた感情そのものが
答えになり得るんです。

 

何かを勉強したり、人からアドバイスをもらった時に
心が重くなってしまうようであれば
あなたの感情がその事を拒否していることになりますし

 

心が軽くなるようであれば
あなたにとっての答えになる可能性があるという事です。

 

人生の答えを探すときに
そとにあれこれ探しに行くのではなく
目をつぶって心を落ち着かせて
自分の感情に問いかけるようにしてみてください。

 

最後に勘違いをして欲しくないのは
答えは自分の内側にあるのですが

だからといって

誰の話も聞くな。勉強する事が意味がない。
という事を言っているのではありません。

 

知識を得る事でより多くの答えになりえるきっかけを
手に入れることができます。

 

ですから
自分の心に合った情報を選択していくことが
大切だという事です。

 

自分の心に合った情報の選び方は
その情報に触れたときに自分の感情が
軽くなれば可能性は高く
重くなるようであれば可能性は低い
と覚えておいてください。