今回は
引き寄せる内容は自分の在り方で決まる。
ということでお話しします。
私が担当した
クライアントのAさんの悩みを例に
話していきたいと思います。
Aさんは、現在サラリーマンをしていて
歩合制の営業をしています。
Aさんの悩みは
思うように制約が取れず
現在の給料に満足できないという事です。
Aさんは給料を上げるために
様々な営業に関する成功本を買ったり
セミナー等に参加しているのですが
中々思うように成果がでなかったようです。
Aさんは自分なりに努力していても
結果が報われないと判断して
私の所に相談に来ました。
Aさんは私にこう言いました。
「自分では給料を上げたい、上げたいと
頑張っているのに全く成果が上がりません。
引き寄せの法則が本当なら
なぜ私は給料がアップしないのでしょうか?」
私はこうアドバイスをしました。
「給料を上げたい、上げたいという事ばかりに
執着してしまっていませんか??
必死に給料を上げたい、上げたい、と焦るほど
その心理状態が現実化して引き寄せてしまうんですよ。
まずは給料をアップしたいという執着心を捨てて
今現在頂いているお給料に感謝してみて下さい。
そして、お客様の助けになることは何か?
という風に考え方を変えてみてはどうですか?」
するとAさんは
「なるほど!今まで給料アップする事しか
考えていませんでした!
執着ばかりしていたからダメなんですね。
それにお客さんの事は考えていませんでした!」
と何かに気づいてくれたようでした。
その後Aさんは
「給料アップするんだ!」という執着心を捨てて
現状に感謝し、お客様の事を第一に考えながら
営業していった結果
売り上げもアップし給料も上がったそうです。
ここまでの話を例に
引き寄せとあり方の関係性について
話していきますね。
1.執着心があると良い引き寄せは起きない
Aさんが悩んでいたことは
「給料を上げたい」ということでした。
給料を上げたい!という願い自体は悪くないのですが
そこばかりを考えてしまい
執着心になってしまっていた。
この執着心は「給料がすくない」という
「すくない」=不足の感情から始まっています。
「給料をアップさせたい」という願いと一緒に
「給料が少ない」という感情をもってしまっています。
車で例えると
前に進みたいと願いつつアクセルを踏みながら
ブレーキを踏んでいるようなものです。
この状態では当然前に進みませんよね。
引き寄せの法則は
「叶えたい願望と感情が一体」にならないと
うまく引き寄せが起きないんです。
ですので
Aさんが引き寄せの法則をうまく発動させる為に
まず最初にするべきことは執着を手放す事だったのです。
2.ノウハウを学ぶより先に相手の事を考える
Aさんの場合
様々な営業に関する成功本を買ったり
セミナー等に参加しているのですが
中々思うように成果がでなかった。
と言っていましたよね。
普通に考えれば給料を上げるために
様々な本を読んで勉強したりセミナーなどに通う事は
大切だと思いますよね??
私も勉強すること自体は素晴らしいことだと思います。
ただ考えなければいけないのは
必死に勉強したのに
何故Aさんはうまくいかなかったのか??
という事です。
それは
「給料が少ない」→「給料を増やしたい」→「勉強する」
という風に、
勉強すると決めた発端の感情が
不足の感情から来ていたからです。
先ほども説明しましたが
引き寄せの法則は
「叶えたい願望と感情が一体」にならないと
うまく引き寄せが起きない。といいましたよね?
不足の感情から起こす行動は
なんであろうと不足の結果を生むんです。
「じゃあどうすればいいんだよ!」
なんて言いたくなるかもしれませんね。
どうすればよいかというと
「お客さんを満足させたい」→「勉強する」
こんな風に先に相手の利益を考えて
行動するとよいです。
それはなぜか??というと
相手の事を最初に考えられるという事は
相手の事を考えられる余裕がある
という心の現れです。
つまり、潜在意識の中は
自分は満足感で満たされているから
相手を気遣ってあげよう。
という風に働きます。
更に相手に利益を与えれば与えるほど
その分自分にかえってきてくれます。
よく、お金をエネルギーで例えたりしますが
仕事をしてお金を貰うという事は
仕事(エネルギー)とお金(エネルギー)の交換なんですね。
ですから
仕事をする時に
相手に利益を与えるエネルギーが
大きければ大きいほど
こちらに返ってくるエネルギーも
大きなものになります。
本を買って勉強したり
セミナーなどに行って勉強することも
とても大切なのですが、
その前に相手の事を考える
自分の在り方がとても重要です。
では
どのようにしたら現状に
余裕が持てるのでしょうか??
3.現状に感謝する
どうしたら心の余裕が持てるのでしょうか??
心に余裕を持つために必要な事は
「現状に感謝すること」です。
・お給料がもらえて感謝します。
・毎日仕事ができて感謝します。
・お客さんの笑顔が見れて感謝します。
・頼ってくれる上司がいてくれて感謝します。
という感じで
あらゆることに感謝するのです。
不満の感情にとらわれているときは
全く気付かないのですが
よくよく考えてみると
現状感謝できることって沢山あるんですよね。
「そんなこと言っても
現状に満足できないから感謝なんてできないよ。」
そんな風に思うかもしれませんね。
もし、そう思ってしまうのであれば
もう一度よく思い出してください。
先ほど引き寄せの法則は
不足の感情からは不足の現実を引き寄せる
と話しましたよね。
「足りない」「ほしい」「満足できない」
などの感情から起こす行動は
お金がない、営業が取れない、お客さんから信用されない
などの負の現象が引き寄せられてしまいます。
まずは潜在意識が満たされている
という実感を持たない限り
良い引き寄せは発動しません。
せっかくなら
良い引き寄せを起こしたいと思いますよね。
「それでも素直に感謝できない。」と思うのであれば
「良い引き寄せを起こしたいから現状に感謝しよう!」
と考えるようにすればいいんです。
なんか下心あるなーと思うかもしれませんが
素直に感謝できないのであれば
最初はこういう考え方でも構いません。
感謝することに慣れてくると
徐々に感謝に対する解釈が変わってきますから
意味付けは後からでも大丈夫です。
まずは心の余裕を持つことが大切ですので
日々感謝できるように心がけましょう。
まとめ
今回は
引き寄せる内容は自分の在り方で決まる
という内容を話していきました。
執着があるとうまく
引き寄せが起こらない事や
ノウハウや方法よりも先に
自分自身の在り方が重要という事や
こころの余裕を持つためには
現状に感謝することなどを
話しましたね。
自分の願望を引き寄せたい!と
強く願う気持ちはわかりますが
まずは自分の在り方について
考えるようにしてみてくださいね。